会長より

2017年6月14日開催された弊協会の第34回定時総会に於きまして、会長に就任致しました。

ご存知の通り、弊協会は、日本商船隊の太宗を占めるFOC船に乗組む外国人船員の労働条件について、船主を代表して関連労組と交渉を行います。これを弊協会事業の大きな柱の一つとすると、もう一つの柱は労使で合意された基金を利用した外国人船員のための教育訓練関連の研修の企画・管理・運営です。

弊協会が関与するFOC 船の隻数は、5月1日現在、2,287隻で日本商船隊の凡そ90%を占めています。これらの船舶に乗組む外国人船員の約75%はフィリピン人で、第二位のインド人(7%)を大きく引き離しています。従いまして、基金を用いて展開する教育訓練関連の研修は、その施設も含めてフィリピン中心に展開されています。

このような状況の中で、就任一年目は次の3点に力を傾注していきたいと考えています。

  1. 2018年以降に適用するIBF労働協約の交渉
  2. 取組み中の教育訓練関連プロジェクト、即ちアジア太平洋海事大学(MAAP)の練習船「オカ号」の代替船建造、MAAP の改革、総合トレーニングセンターの整備
  3. 限られたマンパワーによる効率的な運営を念頭に、プロジェクト推進の体制 や事務局の要員、既設委員会のあり方等について、総合的な見地からの見直し

特に、海運業界がまだまだ厳しい状況に置かれていることに鑑み、IBF労働協約の改定交渉については、船主も納得する結果が得られるよう、交渉団が一丸となって取り組んでいく所存です。

新しい体制での弊協会の活動につきまして、引続き皆様のご支援とご鞭撻をお願い致したく、よろしくお願い申し上げます。

国際船員労務協会 会長 赤峯 浩一