会長より

2018年6月の総会にてご承認いただき、会長2年目となりました。

ご存じの通り、当協会事業の大きな柱の一つIBF労働協約の改定交渉に関しては、2018年2月に中央交渉が妥結し、2018年は2017年の協約延長となりました。次の協約期間は2019年からの4年間で、賃金アップ率は2019年前年比2.5%、2020年は0%、その後の2年については別途交渉です。

もう一つの柱、外国人船員のための基金を利用した教育訓練に関しては、現在、アジア太平洋海事大学(MAAP)の練習船「Kapitan Felix Oca」の代替船建造を進めています。去る8月8日、9日に命名式および進水式が行われ、AMOSUP創始者の名から「Kapitan Gregorio Oca」と命名されました。12月25日に竣工、2019年1月中旬にお披露目のため東京に回航、1月下旬にマニラ到着を予定しています。新練習船は竣工と同時にMAAPに寄贈され、同大学の学生を中心に将来の日本商船隊を支える外国人の教育・訓練船として従事します。

さらに、会員会社の船員にニーズの高い研修を無料で提供できるよう、マニラに総合トレーニングセンターを整備する事業を進めています。JSUとAMOSUPの協力を得て、船員宿泊施設であるJSU-AMOSUP Mariners’ Homeを改装し、11月に着工、1年以内に竣工、2020年1月に研修開始を目指します。条約関連の講義など座学のほか、BRMやECDIS等、機器を使用する研修も行います。今後、総合トレーニングセンターで実施可能な研修は、同センターに集約する方針です。

このほかにも進行中の事業がありますが、関係各位のご理解とご協力をいただきながら、公平性と透明性をもって確実に推し進めていきたいと思います。

引続き皆様のご支援とご鞭撻をお願い致したく、よろしくお願い申し上げます。

国際船員労務協会 会長 赤峯 浩一