会長挨拶

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2019年7月の総会にてご再任いただき、会長として3年目を迎えました。

当協会事業の大きな柱の一つ、IBF労働協約の改定交渉に関しましては、本年3月からIBFの賃金交渉が本格的に始まります。2019年1月から発効した4年間の労働協約について、2021年1月からの後半2年間の賃金アップ率を交渉するものです。先の交渉で、今年の賃金は昨年のタリフが据え置かれることが決まっており、厳しい交渉が予想されますが、労使共に納得出来る結果が得られるよう、交渉団が一丸となって取り組んでいく所存です。

もう一つの柱、外国人船員のための基金を利用した教育訓練に関しましては、会員会社の船員にニーズの高い研修を無料提供できるよう、マニラに総合トレーニングセンターを整備して参りました。JSUとAMOSUPの協力のもと、船員宿泊施設であったJSU-AMOSUP Mariners’ Homeを改装した研修施設で、この春、稼働開始予定です。条約関連の講義など座学のほか、BRMやECDIS等、機器を使用する研修も行います。今後、総合トレーニングセンターで実施可能な研修は、同センターに集約していく方針です。

また、2018年12月に竣工し、アジア太平洋海事大学(MAAP)に寄贈した新練習船「Kapitan Gregorio Oca」は、2019年4月より乗船実習に投入され、同年9月上旬に日本に回航し、日本の商船高専の学生とMAAPの実習生の異文化交流の場が持たれました。また、MAAPに関しては、国船協会員のキャデット採用にあたり魅力ある存在とすべく、校舎内IT環境整備、学生採用時の選抜方法改善、国船協会員会社の個別クラスの設置などにも取り組んで参りました。

就任後から力を傾注している、主としてフィリピン船員のためのこれら教育訓練関連プロジェクトの総仕上げとなるよう、透明性と公平性をモットーに、最後までスピード感をもって推進して参りたく存じます。

引続き皆様のご支援とご鞭撻をお願い致したく、よろしくお願い申し上げます。

国際船員労務協会 会長 赤峯 浩一