海外施設紹介

海外における教育・研修活動

海外関連施設は以下の通りです。

フィリピン

1.IMMAJ – PJMCC TRAINING CENTER

マニラにおける船員教育の拠点として、MARINERS HOME(AMOSUP)をリノベーションし、2020年3月から運用開始。6階建ての館内では各種研修(BRM研修、ECDIS研修等)の開催を行っており、研修受講者向けの食堂を完備している。
IMMAJ-PJMCCの共同事務所は4階にあり、フィリピンにおける国際船員労務協会の拠点となっている。

  • AMOSUP
  • AMOSUP
  • AMOSUP
  • AMOSUP
  • AMOSUP
  • AMOSUP

2.マニラにおける船員教育研修

IMMAJ – PJMCC TRAINING CENTER及びマニラ近傍の協力教育機関においてIMMAJ-PJMCCの主催する船員教育研修を行っている。
ニーズに合わせ航海士、機関士及び部員等、本船に乗船する各ランクに合わせた研修を開催。

    研修例:
  • Bridge Resource Management / Bridge Team Management
  • Type Specific ECDIS Training – FURUNO/JRC/TOKYOKEIKI
  • Wood Chip Carrier (WCC) Maintenance and Handling Course
  • ME Engine Training Course with Simulator
  • Marine Low and High Voltage (MLHV)Training Course
  • Main Diesel Engine Overhaul Training
  • Senior Ratings Upgrading- DECK/ENGINE/GALLEY Course
  • Maritime Occupational Safety And Health With Practical Shipboard Hazard Identification (MOSHI)

各研修詳細は下記リンク先ご参照下さい。
  http://www.immajpjmccfoundation.org/index.php?option=com_content&view=article&id=84&Itemid=27

  • 電子海図(ECDIS)研修
  • Junior Officer 研修
  • 主機関開放整備訓練
  • 機関室シュミュレータ訓練
  • 機関部員習熟訓練
  • シニア機関部員研修
  • 危険体感訓練

3.Maritime Academy of Asia and the Pacific (アジア太平洋海事大学)

1998年AMOSUPにより設立された海事大学。2009年にJSU-IMMAJキャンパスが開校した。
本キャンパスは全日本海員組合(JSU)と国際船員労務協会(IMMAJ)及びAMOSUP(フィリピン船舶職員部員組合)によって運営され、毎年日本商船隊に乗組むべき船舶職員(航海士・機関士)を150-200名程度輩出している。(なお入学者数は250名を最大としたうえで、会員の募集人数により毎年変動する。)
所在地はマニラから車で3時間程度の距離にあるバターン半島南部のマリベレス市に位置し、JSU/AMOSUP Training Levy基金を活用した奨学金制度、最新鋭の操船シュミュレータを始めとする豊富な研修設備の利用により、数多くの船舶職員を育成する学校が存在するフィリピンの中でも最も優秀な学校の一つ。

国際船員労務協会の会員はJSU-IMMAJキャンパスの学生の採用に関して優先権を持つ。学生が同会員に全員採用されることを前提に1年次から開催される各社との採用面談により、学生は入学後早い段階で就職先を決定することが出来、内定を出した会社は採用学生に対して在学中から企業理念の教育やロイヤルティの育成が可能となる。また同時に会社は、内定学生の職員資格試験受験に必要な乗船実習のための船舶を提供する必要があり、乗船する船を提供することから会社をMAAPでは「スポンサー会社」と呼ぶ。

Maritime Academy of Asia and the Pacific

  • MAAP
  • MAAP

4.MAAP練習船 KAPITAN GREGORIO OCA (KGO)

日比労使の共同プロジェクトとして建造された練習船。2018年12月に竣工、現在JSU-IMMAJキャンパスの学生のための練習船として実習航海に従事している。
教育プログラムは、日本の独立行政法人 海技教育機構(JMETS)の監修の元に作成され、日本の練習船に準ずるカリキュラムによる教育を行っている。
本船による学生への乗船実習は各学年で1ヶ月ずつ行われ、学生は卒業までに最大5ヶ月の実習が可能で、スポンサー会社は自社による乗船実習期間を最大7ヶ月まで短縮することが可能となる。

MAAP
    練習船“M/V KAPITAN GREGORIO OCA”主要目
  • 全長:78.6メートル
  • 船幅:12.00メートル
  • 喫水:4.85m
  • 船籍:フィリピン
  • 総トン数:2,098トン(国際トン数)
  • 最大搭載人数:138名(乗組員24名、インストラクター6名、実習生108名)
  • 竣工日:2018.12.25 造船所:三保造船所 船舶管理会社:太洋産業貿易株式会社

ベトナム

ベトナムにおける船員研修

1998年以来継続して行われている日ベトナム労使共同プロジェクト。

1.VSUP (Vietnamese Seafarers Upgrading Project)研修

ベトナム人船員の英語力と資質の向上を目的とする研修。英会話と専門海事英語の基礎的習得を中心としたカリキュラムを約4か月間かけて行うもの。特にリズム、アクセントを含む発音の訓練に重点的に取り組んでいる。

2.VCTC (Vietnamese Crew Training Course)研修

ベトナム人船員訓練(デッキコース、エンジンコース)。1期4週間の短期技能訓練。
ISMコードに沿った安全教育、ISPSコードおよび新国際条約の教育、パソコン習得、レーダーシミュレーターを使用した訓練など、ベトナム人船員の技能レベルを引き上げることを目的とした訓練を実施している。
デッキコース、エンジンコースに分け、デッキコースは甲板部(荷役関連コンピューター・GMDSS等)の基礎技術訓練、エンジンコースは機関部(エンジン・コントロール・シミュレーター、溶接作業等)の基礎技術訓練。