プレス
(2025.5.26)
以下プレスリリースいたしました。
5月24日(土)、広島県呉市の海上保安大学校にて開催された全日本カッター競技大会(*)に、フィリピンにあるアジア・太平洋海事大学校(The Maritime Academy of Asia and the Pacific、以下MAAP校)のカッター部学生が参加しました。
MAAP校は、1998年にフィリピン最大の船員労組であるAMOSUPにより設立された海事大学で、2009年には当協会(IMMAJ)の会員会社のためにキャデットを教育・育成するJSU-IMMAJキャンパスをMAAP校の一部として開設しました。 今回同校は全日本カッター競技大会にオープン参加が認められ、同キャンパスからカッター部員18名と引率教職員2名の20名が来日、5月23日の公開練習と24日の本大会に出場しました。
本大会当日はあいにくの雨模様で、異例の決勝戦なしのタイムレースとなりました。MAAP校はオープン参加のため正式順位には入りませんでしたが、参加10校中、防衛大学校、海上保安大学校に次ぐ第3位の結果を残しました。 フィリピンからの到着が公開練習前日となり、慣れない航空機での移動の疲れも残る中、MAAP校生は大いに健闘しました。
当協会は、2022年に東京海洋大学からカッター1艇の譲渡を受けて必要な修理や補修を行った後、MAAP校に寄贈、同年カッター部が発足しました。 比較的新しいクラブですが現在部員は約100名を有する人気スポーツクラブとなっており、現在2艇目の寄贈手配を進めています。 全寮制の同校では、毎日起床から就寝まで規則正しいカリキュラムが組まれており、学生たちは学校活動の合間を縫って早朝や週末も利用してクラブ活動に励んでいます。
(*) 全日本カッター競技大会
全日本カッター連盟が主催する、全国のカッターを有する大学(校)などによるカッター競技大会で1957年に第1回大会が開催されてから、今年で第69回目の開催となった。
今大会には、海上保安大学校、防衛大学校、東京海洋大学などから10チーム、また女子の部にも6チームが参加した。